本日行われた公式戦の結果は以下の通りです。
vs.神戸大学(13:00キックオフ)
会場:関西福祉大学グラウンド
5-0(前半:1-0、後半:4-0)
【得点】中村、溝淵2、貫名、南
Iリーグ第7節は、およそ1ヶ月ぶりのホームゲームでした。連敗が続いている中、絶対に勝ちたい神戸大学との一戦。大量5得点を奪った上、守備も90分間守り抜いて無失点で戦い切り、見事5-0でIリーグAブロック初の勝利を掴みました。
「アップから上げていこう!」という白川や加賀和の声で、良い雰囲気の中アップが始まりました。
ミーティングでは、先制点を挙げることで、落ち着いたプレーや勇気をもって戦うことができるということや、もし失点しても、前節のような迫力でゲーム展開を読んで進めるということから、得点と強いメンタリティを特に意識することや、「勝利に徹する」ということを頭におき、自信や自分の意思をしっかりもって、自分の力を最大限に発揮すること、シュートは積極的に、味方のミスはカバーしてチャンスに繋げるということなどがコーチから伝えられ、選手達はピッチに向かいました。
「立ち上がりからいこう!」という加賀和のかけ声と同時に、試合が開始しました。チャンスはあるものの、お互いに譲らない状態が続きます。次第に焦りや苛立ちが見られ、試合前の活気がなくなったように感じました。白川や土屋が「前向きにいこう!」などと声をかけますが、両者一歩も譲ることなくそのまま試合は進んでいきます。ところが前半終盤の44分、井上(朝)のクロスから溝淵がシュートを打ち、一度はキーパーに阻まれますが、これに反応した中村がこぼれ球を押し込み、先制点を奪います。そのまま前半は終了し、1-0でハーフタイムを迎えました。
ハーフタイムはしっかりと選手間で話し合う姿が見られました。
コーチからは、得点をとったことはとても良いが、これで満足せず「勝利に徹する」にこだわってもっといこうということ、プレーに連続性がなく切れてみえるため、サポートのスピードや変化を増やすこと、もっと相手を寄せ付けない雰囲気や自信を持って挑むことなどが伝えられ、後半がスタートしました。
もう一点いこうという皆の気持ちとは裏腹に、後半も前半と同様、一進一退の状態が続きます。ワンタッチでボールを動かし、勢いをもって攻め込むシーンも見られましたが、得点には繋がりません。また、何気ないミスから失点の危機に晒されるシーンもあり、厳しい状況が続きます。そんな中、後半36分、土屋のクリアボールを溝淵がドリブルで運び、見事2点目を奪います。このゴールでチームが勢いに乗り、得点後間もなく後半37分、またしても溝淵がシュートを決め、相手との差を広げました。その後、交代で入った貫名と南がともに1点ずつ決め、5-0で待望の勝ち点3を獲得しました。
苦しい状況が続いたときの気持ちのコントロールや、技術面でも修正すべき点はまだまだあると思いますが、「勝ちに徹する」という目標を5-0で達成したことはチームにとってとても大きな収穫だったと思います。これからも暑さにまけず日々のトレーニングに励み、残りのIリーグに挑んでほしいと思いました。
神戸大学の皆さま、応援に駆けつけて下さった関係者の皆さま、本日はありがとうございました。
マネージャー3回生 坂上茉由