本日行われた公式戦の結果は以下の通りです。
京都教育大学(15:00キックオフ)会場:兵庫県立大学神戸
5-1(前半4-0、後半1-1)
【得点】山田、寺田3、徳永
前節の敗戦からチームは見事に立ち上がり、首位であった京都教育大学に5–1で勝利しました。この結果後期リーグを2位でフィニッシュし、二部Bリーグへの自動昇格を手にすることができました!
今日の試合までのトレーニングでは、連敗からくる悪いムードは一切なく、選手一人一人が非常にポジティブにそしてアグレッシブにサッカーをしていました。監督から働きかける前に自分たちで雰囲気をつくり、そして引き締めてトレーニングに励んでいました。
サッカーというスポーツは、重要な試合を前にどれだけいい準備をしても、あるいはどれだけ相手を分析しても、試合直前になるとつかみどころのない不確実な空気が漂うものです。そこでは、選手のモチベーションや自信といったメンタル的な部分の働きかけが一番重要だと感じ、とにかく彼らに自信と落ち着きを与えることだけを意識しました。そして、「仲間を信じること」。今日はチーム全体の一体感が前半の圧倒的な展開を呼び寄せたのだと思います。一つ一つのプレーに魂が込められ、勝つ覚悟がピッチ全面から伝わってきました。イージーミスもいつもとは違って軽さを感じず、全員が試合を尊重して戦っていました。
早い時間に先制しても守備的にはならず、相手の高いラインをうまく攻略して前半で試合を決定づけました。後半は我慢の時間が続きましたが、セットプレーからの失点後も崩れることはなく、相手の息の根を止める5点目を寺田選手が決め、今季3度目のハットトリックを達成しました。
4月4日に行われたリーグ開幕戦から約8ヶ月、短い時間ではありましたが選手は本当に大きく成長しました。何よりも審判やグラウンド、相手のせいにすることはなくなり、精神的な部分での成長を一番感じています。まだまだ甘いですが(笑)
そして、今日のような勝たなければいけない試合で、色んなプレッシャーを感じながらもいつも通りのパフォーマンスを発揮できたことで、大きな経験を積めたのではないでしょうか。
多くの方々のご支援ご声援をいただき、なんとか昇格を決めることができたのも、文句を言いながらもなんだかんだ新米監督に選手たちがついてきてくれたからこその結果です。「圧倒」という今年のスローガンを掲げ、言葉通りの試合もあればそうでない試合もたくさんありました。しかし、リーグ最終戦で見せた選手たちの情熱的なプレーは、観る者の心を少なからず動かしたと思います。集大成である最終戦で「圧倒」できたことを評価したいです。
来年はさらに厳しい戦いが待っています。
今日だけは昇格の余韻に少し浸りながら、次なるステージの準備を進めていきます。
選手に、マネージャーに、そして関係者の皆様に感謝の意を込めて。
京都教育大学の皆さん、本日はありがとうございました。