本日行われた公式戦の結果は以下の通りです。

vs.天理大学(15:15キックオフ) 会場:びわこ成蹊スポーツ大学

5-1(前半:5-0、後半:0-1)

【得点】大深2、宮谷、西尾、徳永

今日は、総理大臣杯出場にむけ関西選手権の3回戦を行いました。相手は同じ2部Aリーグの天理大学で、決して侮れない相手であり、難しい試合になると思われました。しかし、試合は開始早々の先制点を歯切りに大量5得点をあげ試合を優位に進めます。しかし、後半に気の緩みからか失点をゆるしてしまい、相手も意気を吹き返してきました。けれど、失点をその1点に抑えなんとか5-1で勝利をおさめることができ、無事4回戦へ駒を進めました。

試合前には、監督から「3ラインのコンパクト」と「90分ハードワーク」の2点を伝えられました。特にここ最近の試合でなかなかセカンドボールを拾うことができていなかったことを例にだし、縦、横の距離感の意識を伝えられました。また、現在行われているワールドカップでの各国の流れが悪くても最後まで勝利のためだけに闘う姿、勝負所を逃さない強さを例に、勝利への執着心を持って臨むよう伝えられました。


試合は、雨が降りしきる中キックオフされました。すると、立ち上がり1分にも満たないところで、徳永から中央でパスを受けた大深が相手を1枚かわしゴール前に侵入し先制点をあげることに成功。しかし、そこから決定機は作るもののなかなか決めきることができず、逆にミスからカウンターを食らう場面が出てきました。そんな中悪い流れを断ち切るかの様に仙頭からのクロスに宮谷が頭で合わせ追加点。すると、そこからは自分たちの思うようにボールを動かせるようになり、いいリズムで攻撃ができるようになりました。そして、西尾が相手の背後をつき、走りこんだ大深へパス。それを大深が落ち着いて流し込み3-0。また、相手のクリアを荒田が中央で拾い仙頭へ。それを、仙頭がダイレクトで西尾へ、それを西尾がダイレクトで決め4-0。終了間際には、徳永が直接フリーキックを決め5-0。前半は完璧に近い内容で折り返します。


ハーフタイムでは、相手のサイドバックとサイドハーフの連携が取れていないところをうまくつくこと、またボールを動かしているときに逆のサイドバックのリスク管理をしっかりするようにと監督から伝えられました。そして、再度集中して臨むようにと伝えられ、ピッチに戻りました。

後半が始まり、前半の勢いのまま相手を押し込んでいき、幾度となく得点のチャンスがあったが、それを決めきることができない。すると、徐々に中盤が間延びしてきて、セカンドボールを相手に拾われるように。選手もボールは動かせれるが、皆足元でボールを受けようとしてしまい後手に回ってしまう。すると、後半33分に左サイドを相手の8番に突破されそのままゴールを決められてしまいます。その後もミスからピンチを招くも、佐藤由維斗を中心にチーム内で声を掛け合い、失点をこの1点だけに抑え、5-1で試合が終了しました。


今日の試合は、結果として5-1で勝てたことはとても大きかったと思います。しかし、もっと決めきるところで決めていれば、もっと楽に試合を進めることができたと感じました。また、どんな場面、展開でも集中を切らすことなく、最後までいかに全力で闘うことができるのかが大事になってきます。厳しい言い方になりますが、今日のような試合をしていれば、1部の大学に勝ち続けることはできません。相手のレベルが上がってくると、ほんの少しの隙でもそこを逃さずついてきます。勝ち続けるためにも、やはり決定力であったり、集中力、全員がしゃべり続けることが大事になってきます。そこを大事に明日も挑んでいきます。
明日の相手は、びわこ成蹊スポーツ大学です。昨年の関西1部の優勝校であり、今年もわずか1敗のみで3位につけています。下馬評では相手のほうが優位だと思われているかもしれません。しかし、今回のワールドカップでもそうですが、なにが起こるか分からないのがサッカーであり十分勝機もあると思います。勝負所を見極め、勝利への執着心をもち全力で挑んでいきます。

天理大学の皆さま、応援に駆けつけて下さった関係者の皆さま、本日はありがとうございました。

コーチ 松浦 尚人