本日行われた公式戦の結果は以下の通りです。
vs.関西国際大学(12:00キックオフ) 会場:関西福祉大学
7-4(前半:2-1、後半:5-3)
【得点】徳永3、宮崎、西尾、金枝、仙頭
後期開幕戦から一週間。開幕戦で出た課題の修正を中心にトレーニングをしてきました。これぐらい集中してトレーニングしてくれたら問題ない、と思わせる取り組みを継続して試合に臨むことができました。立ち上がりからスプリントとアクションの多い攻撃を繰り返し、決定機を何度もつくって得点に結びつけました。しかし、相手の勢いのあるカウンターから失点を重ねてしまい、後ろは我慢できずに4失点を喫しました。結果は7-4というスコアで失点の多さが気になりますが、しっかり勝ちきって大量得点できた部分は次につながると思います。
前節の試合と今週の紅白戦で多く見られた、攻撃の終わらせ方について試合前に確認しました。ゲームを支配しながらも、相手にチャンスを与えてしまうボールの失い方やフィニッシュで終われずにカウンターを食らってしまう点を取り上げ、何気ないプレーにも気を遣うように注意を促しました。また、相手のテンポの早いボールポゼッションにストレスを与えるためにファーストDFの決定を早くし、出所をいかに抑えられるかがポイントになる、と伝えました。
立ち上がりは攻守の切り替えが非常に早く、攻撃時も相手のプレスを少ないタッチで難なく回避しながらゴール前へ何度も迫っていきました。6分に、西尾のボールキープからためを作り、くさびを受けた仙頭が後ろへ走りこんできた徳永へワンタッチでつなぎ、狙いすました完璧なシュートで徳永が先制点をあげます。その後もコンパクトな陣形から守備が連動し、決定機を何度もつくりますがフィニッシュに精彩を欠き、なかなか追加点をあげることができません。そんな中、セットプレーから西尾の折り返しを宮崎が素晴らしい反応でリーグ戦初ゴールを決め、貴重な追加点を叩き込みます。ボールをうまく保持しながら試合を進めますが、攻撃時の後ろのバランスを崩してしまい、前半終了間際にカウンターから失点して2-1でハーフタイムを迎えます。
リードはしているものの前半の終え方に問題があり、少し落ち込みがちな空気が漂っていました。しかし、前線のアプローチがコースを限定し、そこから後ろがしっかり連動できていること、決定機までもっていくボールの流れや人の動きはスムーズで素晴らしいことなど、内容は非常に良かったので前向きに捉えるような働きかけをしました。後は相手のカウンターに対する注意点をいくつかあげ、後半も得点を重ねて試合を決めよう、と伝えて後半へと送り出しました。
後半の立ち上がりは相手に勢いが増し、前半のようにボールを保持する時間を与えてくれませんでした。一進一退の攻防が続き、佐藤(由)のファインセーブでなんとか失点を防いでいましたが、半分を過ぎた頃にルーズボールを拾われてカウンターを受け、あっけなく同点にされてしまいます。勝負は振り出しに戻り、完全に相手は息を吹き返しました。残り時間はどのような展開になるのか誰もが予想しがたい状況になりました。同点後にも相手に決定機をつくられますが、棚町がなんとかシュートブロックに入って難を逃れます。ピンチのあとにチャンスが巡ります。左サイドからテンポよくボールを動かして荒田が深くまで切り込み、仙頭のシュートはGKに弾かれますがこぼれを狙っていた徳永が再びリードする3点目を奪います。そこからはこちらが相手をたたみかけて5-2の3点差まで一気に広げますが、失点が続いて残り時間7分で5-4まで迫られます。しかし、相手の反撃もここまでで、こちらがさらに2点を追加し、徳永選手のハットトリックを含む7得点で勝利することができました。
守備が不安定になると、試合自体が落ち着かない難しい展開になります。これからの戦いにおいて守備の修正は必要不可欠です。何度も繰り返して伝え続け、意識的にかけひきを身につけていけるようにしたいです。また、攻めている時のポジショニングはもっと細かく修正していかなければいけません。しかし、セットプレーやサイド攻撃、中央の崩しなど様々な形から得点した攻撃陣の爆発力はやはり今のチームの武器であり持ち味だと感じます。後ろが我慢強く粘り強くプレーし、前は思い切ってアクションとチャレンジを繰り返して、現在からさらに進化しチームで残り試合を戦っていきたいと思います。
今もまだまだ成長期のチームです。自信を持って試合に臨むために日々のトレーニングをもう一度見直し、一つのプレーで流れが一変するサッカーの繊細さをもっと認識して次節を迎えたいと思います。
後期初めてのホームゲームでは、教職員の方々が多数応援にかけつけてくださいました。
関西国際大学の皆さま、応援に駆けつけてくださった関係者の皆さま、本日はありがとうございました。