本日行われた公式戦の結果は以下の通りです。

vs 阪南大学B1(10:00キックオフ)  場所:阪南大学高見の里グラウンド

1-0
(前半:1-0、後半:0-0)
【得点】早田

今日は阪南大学B1との一戦。昨年は前期に1-6、後期に0-4と大敗を喫している相手です。直近の2試合では勝利することへのこだわりを強く要求しました。今日も90分通してのハードワーク、闘争心をむき出し、相手より組織的に戦って勝つことに全力を注ごうと選手たちにエネルギーを送りました。

ここ数試合での立ち上がりには物足りなさを感じていましたが、今日はスタートからアグレッシブにプレーし、難しいことではなく選手が意思統一してシンプルなプレーを選択していました。相手のスピードや判断の速さに少し戸惑うかなと予想しましたが、最初の15分間を柔軟に対応し徐々に自分たちの時間を作るようになります。すると前半16分に試合は動きます。前線の素早いプレスの連動から大和がボールを奪い相手を一人かわしてラストパス。それに素早く反応していた早田がきっちりゴールへ流し込み1-0。貴重な先制点を上げます。
先制したものの、その後は奪ったボールを保持者にゆだねてしまい周りの選手の関わりと距離間が悪くまたボールを失い押し込まれるシーンが多くみられました。しかし数的不利な状況になってもGKと最終ラインが危険なところをしっかり抑えた守備が今日は光りました。特にやられた、失点すると思うようなピンチはなく前半を1-0で終えハーフタイムを迎えます。

ベンチに戻ってくる選手たちは自信を掴んだような表情をしていました。とてもいい表情で戻ってきたのでこちらも少し安堵しましたが、残りの45分を勝利に結びつけるために少ない時間での修正にもう一度エネルギーを注入しました。攻撃面では『ワンタッチでボールを動かせる距離間や関わり、イメージの共有』、守備面は『バックのタイミング、カバーする人のポジショニング』を修正していこうと要求しました。そしてもう一度勝利へのこだわりを持って絶対勝って終わらそうと選手たちを鼓舞してピッチへと送り出しました。

後半は相手が人の配置と攻撃時と守備時のシステムを少し変更し立ち上がりから運動量を上げ圧力をかけてきました。すると早々にこちらの右サイドを崩されクロス。ゴール前に折り返したボールを相手がコントロールし大ピンチ。やられたと一瞬思ったところにボランチの大和が素早く反応し、体を張ってシュートブロック。決定的なシーンをなんとか防ぎます。しかしこのピンチから選手たちの重心が少し後ろになりました。前線はプレスに行きますが後ろが連動せずかみ合わない守備が続き、最終ラインが下がる一方で相手に多くのスペースと時間を与えてしまいます。また疲労から選手たちの運動量も落ち、スタートポジションをとることが遅れファーストDFの決定も遅くなりました。そうした原因が重なり押し込まれる状態が続きます。フレッシュな選手を投入し押し返しを図りますが、奪ったボールが単調なクリアにしかできず前でためる時間をなかなか確保できません。いつやられてもおかしくない状況ではありましたが、相手の最後の精度にも助けられるなど、最終ラインを中心に体を張り粘り強く対応しピンチを切り抜けます。カウンターから少し相手を脅かすシーンも作りましたが終始守備の時間が続きました。選手たちはその状況をそれぞれが理解してプレーの選択をみんなで共有し最後まで守り抜き、1-0で終了。昨年の借りを返すことができました。

今日も勝利に執念をみせ戦ってくれた選手たちはとても素晴らしかったです。ここ4試合すべてに失点をしていましたが今日はゼロで抑えることができました。久々のクリーンシートです!!90分通して失点なくしっかりと勝ちきったことはチームと個人の両方にとって自信となることでしょう。また新しく出た選手もしっかりと自分の役割を発揮し仕事をしてくれました。チームにとってポジティブな要素をまた増やすことができました。レベルアップしていくにはこうした選手の活躍は必要不可欠だと思います。お互いがライバルとなり意識して切磋琢磨しチーム全体で技術面、精神面をさらに、もっと!もっと!!向上していければと思っています。
試合に出て勝利しプレーがうまくいけば楽しくて興奮したり…でも思うようなプレーができなければ勝っても悔しかったり…。試合に出なくてチームが勝つと面白くなかったり…、悔しくて情けなく苦しかったり……。
90分の試合でチーム一人一人に様々な感情が生まれます。人間だから当然です。試合終了のホイッスルと同時に感じたそれぞれの思いを大事にし、そして逃げずにその感情や肌で感じたことをマイナスにとらえるのではなくプラスの要素に自ら変えてこれからのプレーや行動、言動を考え成長してもらいたいなと思います。一人一人の成長が間違いなくチームの力になると私は信じています。これからも選手たちのプラスの変化を楽しみにそして見逃さずに情熱と誠実さをもって指導していきたいと思います。
一歩一歩。

そしてこれから試合後のブログはマネージャーにあげてもらいます。こちらも乞うご期待!!私とは違う学生らしい新鮮な内容を楽しみにしてください!!

阪南大学の皆さま、応援に駆け付けてくださった関係者の皆さま、本日はありがとうございました。