本日行われた公式戦の結果は以下の通りです。

vs 神戸大学(15：15キックオフ) 　　場所：立命館大学原谷グラウンド

3-2
（前半：1-1、後半：2-1）
【得点】北野2、中村

2連敗中に迎えた神戸大学戦。チームとして勝利という結果がほしい一戦でしたので、試合前のミーティングではメンタルの面に多くの刺激を入れました。特に『闘志を燃やして戦うこと、希望を持ち仲間を信頼して勝利にこだわりプレーしようと送り出しました。

試合は開始早々、ビックチャンスを迎えます。右サイドのクロスから北野がヘディングシュート。ベンチから入れと願いましたがそれも虚しく枠を外れてしまいます。チャンスの後にはピンチあり。その言葉通りすぐに右サイドを崩されあっさりと失点。過去2試合同様立ち上がりに失点をくらい追う展開となります。またかという雰囲気がチーム内に少し流れ悪い方向にいくのかどうか今日の展開を予想しながら戦況を見つめました。失点したことで浮足立ったのか精彩を欠くプレーや焦りからくる消極的なプレーもありましたが、サイドから相手陣内に侵入する回数と大きい展開からゴールを脅かすシーンが増え、徐々に自分たちのペースを取り戻します。すると12分に北野が相手ゴールキーパーのコントロールミスを逃さずボールを奪い得点を決めます。このゴールで選手の気持ちも落ち着きボールを持てる時間ができます。しかし相手陣内に入り崩しにかかる時のアイディアが少なく追加点が奪えません。暑さのせいか運動量やアクションの回数も少なくなりつなぎのミスからカウンターを受けるなど危ないシーンもありましたが、そのまま1-1で前半を折り返します。

ハーフタイムにはディフェンスラインのアップバックの修正、サイドへの大きい展開を有効に使うこと、切り替えスピードを上げ次を予測したポジションを取り続けることを伝え、『絶対勝って帰るぞ！とにかく勝負にこだわれ！！』と強く要求して送り出しました。

後半は相手の背後への仕掛けやサイドの突破、高い位置でボールを奪い数的優位でフィニッシュまで持ち込むシーンが増えました。しかしチームの課題でもある決定力不足が浮き彫りとなりなかなかゴールを奪えません。フレッシュな選手を積極的に投入し、スピードと迫力をもち相手へと圧力をかけ続けました。DF陣は前半よりもコーチングが増えたことで守備にもテンポが出て、相手のカウンターを受けるも身体を張って守り勝利へのこだわりをプレーで表現していました。あとはゴールだけです。すると途中交代で出場した中村がペナルティエリア外からミドルシュート。ポストにあたるもゴールに吸い込まれ待望の追加点を挙げ、試合の均衡を破ります！
その3分後には北野が追加点を奪い、3-1。さらに追加点をとギアを落とさずプレーしていたものの、カウンターから一瞬の隙を突かれ失点。スコアは3-2。焦りもありましたが、ロスタイム4分間は相手をしっかり抑え込み選手たちがはっきりとしたプレーを選択してくれました。何よりもみんなの勝ちたいという気持ちがとても伝わりました！！そして試合終了のホイッスル。3-2で今季初勝利を飾ることができました。

今日はとにかく勝利が必要な試合でした。その目標を選手たちがしっかりと達成してくれ本当に素晴らしいと思います。課題が残る試合ではありましたが、FW陣が点を取ったこともチームにとって本当に重要なことでした。この勝ちで完結せずさらに進化し続け突き進むのみです！また初出場の選手もいたりチームとして良い経験ができたと思います。これで競争がさらに激化し、より個人のレベルアップが求められるのでチームにとって強くなるにはすごくポジティブな要素だと思います。試合に勝ったもののそれぞれが感じることはたくさんあったと思います。その体験したことを経験にかえて自分のものにし成長してもらいたいと思います。悔しい思いをした選手もいたと思います。でもそういった選手たちもチームが勝つために行動をしてくれていたことも本当に素晴らしかったです。成長を感じる一面でした。
この勝ちを無駄にすることは絶対にできません。ホッとする気持ちもありますが一喜一憂せず、来週の試合に最高の準備を選手たちとしていきたいと思います。
勝ってみんなの笑顔を観れたことが最高に幸せでした。その顔をいつもみれるようこちらも誠実に情熱を持ってコーチングしていきたいです。

神戸大学の皆さま、応援に駆けつけてくださった関係者の皆さま本日はありがとうございました。