本日行われた公式戦の結果は以下の通りです。

vs 大阪産業大学Ⅳ       場所:大阪産業大学生駒第9グラウンド

2-4
(前半:1-1、後半:1-3)
【得点】早田、中村

いよいよIリーグが開幕!!今年のIリーグは通年リーグを採用。昨年のように前期、後期で2度戦うというスタイルではなくなり、一発勝負でしっかりと勝ち点3を積み重ねることが上位進出の鍵となります。
同じ相手と2度戦えない分、試合の中での柔軟な対応力や勝負強さというものがポイントになると思います。開幕戦に選手たちがどういったパフォーマンスをみせてくれるのかという期待と公式戦の雰囲気からくる少しの緊張が入り混じった中で今日を迎えました。
初戦の相手は大阪産業大学Ⅳ。大阪産業大学には1度も勝ったことがないので、この日は絶対勝利を掴みとろうと挑みましたが、結果は2-4の惨敗に終わりました。

試合前のミーティングでは、いつもと変わらない『コンパクト、切り替えスピード、奪ったボールの処理』の3点を意識し試合に入ろうと伝えました。また目の前の相手としっかりと戦うこと、アグレッシブにプレーすること、ミスを恐れずチャレンジして90分間やるべきことをやろうと強く要求し送り出しました。

選手たちは試合開始から相手にボールを動かされて慌てたり、コミュニケーション不足による連携ミスが起きたりと緊張からかうまく機能せず動きも硬い入りとなりました。
その流れをすぐに断ち切れず、早々にスローインから失点。苦しい立ち上がりとなります。
その後もどこでボールを奪いに行くのかがあいまいで、ファーストディフェンダーの決定やアプローチスピードが遅く、次の展開を予測したポジション修正などにもスピード感がなく、自由にボールを運ばれるシーンが
目立ちました。
それでも試合時間の経過とともに少し緊張がほぐれスピードにも慣れてきたのか高い位置でのプレスがうまくはまり、ショートカウンターから早田が裏へ抜け出しGKとの1対1をきっちり決め同点。試合を振り出しに戻します。


同点でハーフタイムを迎えることができ、選手たちも少し落ち着きを取り戻しました。
ハーフタイムでは『スローインの修正、ボールの奪いどころ、攻撃時の狙い』を再度確認し、研ぎ澄ました状態を自分たちで作り絶対勝ち切ろうと伝え送り出しました。

後半の入りは修正したポイントを意識してプレーし積極的にボールを奪いに行くシーンが見られましたが、ルーズボールの処理でもたつき、一瞬のすきを突かれ相手に追加点を奪われてしまいます。
前半同様苦しい展開の中、青島のアグレッシブなボール奪取から素早く前線の味方へつなぎカウンターから中村がきっちりと決め2-2の同点とします。このまま自分たちのペースに持ち込み逆転へとつなげたいところでしたが、相手のプレスや球際の強さでボールをうまく相手陣内へと運べず、中央突破から失点。
メンバー交代を使い、まず1点を返そうと選手たちも奮闘しましたが、前がかりになったところでのルーズボールをまたしてもカットされ失点。2-4という結果に終わりました。

試合を決めるのはやはり凡ミスとセットプレー。今日は凡ミスでの失点ばかりでした。2回試合を振り出しに戻したところは選手たちの成長を感じましたが、失点の部分はもったいないと言わざるを得ないシーンばかりで、悔しいの一言です。
トラップ、パス、浮き球の処理など技術面での課題が浮き彫りとなる試合でした。ピッチ状態が変わるだけでここまでプレーの質が変わるようではとても厳しいと実感しました。
プレーの質の向上はサッカーをし続ければ良くなっていくと思います。ただ流れ作業のようにトレーニングをしていては変化はないでしょう。個人が、そしてチーム全員が細部にこだわって取り組むかで変わってきます。
小さなこと、些細なことを徹底的にこだわってやることでしか大きな成果は得られないと思います。
うまい選手、強い相手はいくらでもいます。その相手と真っ向勝負で勝利したら熱くなり感動もし、またサッカーも絶対面白くなると思います。自分たちよりうまくて強い相手を倒して高みを目指すためにもトレーニングの細部へのこだわりは絶対に大切です。
スタメンの選手は試合に出て満足せず、出ていない選手はライバルを脅かしそして自らレギュラーを掴み取るために、大きな目標を持ちトレーニングに励んでもらいたいと思います。

また今日は試合への準備で物足りなさも感じました。
勝敗には準備の部分が大きく関わっています。試合までのトレーニング、その取り組み、メンタル面、フィジカル面、ウォーミングアップなど試合に向かうまでの準備はとても大切だと思います。
Bチーム全体としてその重要性をまだまだ軽視しすぎです。覚悟のなさとメンタルの弱さも試合の結果につながるでしょう。もう一度Bチーム全員で今日を振り返り前進していきたいと思います。
自分自身もトレーニングに責任を持ち、そして大切にして選手たちと一緒にまた成長していきたいです。しっかり振り返って次節に備えていきたいと思います。

みんなと一緒に、一歩一歩。