本日行われた公式戦の結果は以下の通りです。
vs 関西学院大学B1(13:00キックオフ) 場所:関西福祉大学
0-4
(前半0-1、後半:0-3)
【得点】なし
3連勝とチームが勢いに乗っている中で迎えた後期第6節。今週は台風の影響で練習時間の確保と調整が難しくいつもと違う流れで今日の試合に臨みました。サッカーの試合ではアクシデントはつきものでそれにどう対応するかというのも面白味の一つかなと私は感じています。そのアクシデントに対応してそこから自分たちらしくプレーできればと今日の試合に意気込みました。
試合前のミーティングでは、『球際、セカンドボール争いで闘うこと、コンパクトさを保つこと、切り替えスピードを速くしスタートポジションからディフェンスすること』を伝えました。あとは自分の頭を越した時にポジションを戻してからの守備、自分たちがボールを保持しているときはボールを速く動かすこと、シュートを積極的に打つ意識を持つことも投げかけ、ウォーミングアップから試合に勝つ準備を全員でしようと強く伝えました。
前半は雨でボールが走るピッチの対応に少し時間もかかり落ち着かない展開が続きました。その中でもセカンドボール争いや球際では相手としっかり戦い、守備面でも最後まで粘り強く対応しながらピンチを守り切りました。こちらとしては奪ったボールを速く動かしピッチを広く使いながら相手を揺さぶりたかったのですが、相手のプレスの速さになかなかボールもつながらず、慌ててクリアする場面が多く見られ消極的なプレーが多くなりました。
前半23分には自分たちのコミュニケーション不足から失点。そのあと守備は大きく崩れることなく攻撃ではクロスからチャンスも作りましたが得点には結びつかず0-1で前半を折り返します。
ハーフタイムには選手間でクリアボールをつなぐことやスローインをしっかりはめようという話が出ていました。その修正に加えて僕からは相手DFラインと中盤ラインの間のスペースを有効に使うこと、ボランチがボールを受ける回数を増やすこと、相手のボールを奪った瞬間パスで相手のプレスを打開しようと伝え残り45分での逆転を信じ選手を送り出しました。
後半も変わらず相手は徹底的に前線からプレスをし切り替えも早くこちらに判断する時間を与えないよう圧力をかけ続けてきました。その中でもハーフタイムに修正したポイントを選手たちがプレーで少しずつ表現し始め決定的な場面を作り出しました。特にボランチの受ける回数が増え、プレスをうまく打開できるようになったこと、奪ったボールを一つ飛ばした前線の選手まで入れれるようになりこちらのボール保持の時間も増えたことで自分たちの時間ができ始めました。こちらも足の止まってきたDFラインと流れを変えるために中盤の選手を投入し相手へ圧力をかけていきますがなかなか得点に結びつかずあと一歩のところで守りきられました。一進一退の攻防が続く中、自陣でボールを失いそこから失点。流れがこちらに傾きつつあった中でミスからの失点はチームにとってはすごく痛かったです。そこからは相手が勢いに乗りロスタイムに立て続けに2失点してしまい試合終了。0-4という悔しい結果に終わりました。
今日の試合は1点の重みをすごく感じました。一つのプレーでチャンスも作ることができるし、一つの選択でピンチにもなり失点にもつながる。こういうぎりぎりの戦いの中で後半に少しずつ選手たち自ら修正しチャンスを作り出すシーンは面白く興奮しました。得点につなぐことができず残念ではありましたが、ひとつまた成長できた部分がみられたような気がします。
気になる点はハーフタイムの選手間のコミュニケーションが少ないことです。前半で感じたこと、自分はどうしたいのか、味方にどうしてもらいたいのか、そういったことを一人一人が話し合ってもらいたいと思います。それぞれがいろんな答えを持っているはずです。素直にぶつけて後半の修正を自分たちでも積極的にしていってもらいたいと思います。
今日の関西学院大学は球際の強さ、切り替えのスピード、プレスの迫力などチームの約束事を徹底的に90分間やり続けるその姿勢には見習うべき点がたくさんあります。僕らもチームとして90分間徹底的にやるべきことをやり、そして個人の良さをそれぞれが出せるように改善していきたいと思います。次節は明後日の9月24日(土)。明日しっかり調整しもう一度エンジンをかけ勝利を掴みに行きたいと思います。
関西学院大学の皆さま、応援に来てくださった関係者の皆さま、本日はありがとうございました。