皆さんこんにちは、C1チーム担当の吉川です。
サッカー部コーチに就任しあっという間に半年が過ぎようとしています。
遅ればせながらですが、、、就任挨拶と合わせて自粛期間中に取り組んだことなどを書き記したいと思います。
約10年前の当時22歳、富山の地で出会い共に仕事をしていた中田監督、西野ヘッドコーチと赤穂という地でお互い立場を変え、再び仕事を共にさせてもらえることに。
大きな感謝と喜び、楽しみや不安、責任感、そしてサッカーというスポーツが繋いでくれた不思議な縁を大切にいざ!!という時に、新型コロナウイルスという未曾有の国難に見舞われ2か月半にもわたる活動自粛、在宅勤務を余儀なくされました。
サッカーというスポーツに携わること25年、これほどまで長期にわたりグラウンドに立てない日々が続くと想像もしていませんでした。その反面これほどまでにゆっくりとサッカーのことを考えたり、全くサッカーのことを考えない日があったりすることは私にはとても新鮮で新たな時間となりました。
指導者になり4年目のまだまだ未熟な私ですが指導者(コーチ)は、“言葉”に自分の思いをのせチームや学生(選手)を思い描く場所や姿へと導いていく仕事だと思います。
各チームに目指す場所があり、各学生に様々な過程、信念や思いがあるからこそそれらを導いていくことは容易なことではありません。だからこそ私自身が発する“言葉”をもう一度見つめ直し、新たな発見を探せるだけ探してみようと考えました。人には“言葉”の獲得方法が3つあると言われており1つ目は「人」から、2つ目は「書物(モノ)」から、3つ目は「体験」からだそうです。
私自身は、自粛期間中2つのことを意識して過ごしました。
1つ目はとにかく色んな「人」と話をすること。このコロナ禍で有名?になったZoomアプリを駆使して同世代、先輩後輩、お世話になった指導者の方々といった懐かしい面々と近況報告やサッカー談義を繰り返し行いました。
2つ目はSNSなどの様々な「モノ(ツール)」を利用し著名人やトップレベルの指導者など、全く面識のない人の話を視聴すること。とても便利な世の中になったことで、新たな考え方、“言葉”や言い回しを容易に探しにいくことができました。
“言葉”に熱をのせること、そして俯瞰した視点を常に持ち発すること、この2つのことを意識することでひとつひとつの“言葉”の伝わり方は全く違ったものになる!ということに気づかされました。
そして指導者(コーチ)が発する“言葉”がチームや学生(選手)に今すぐなのか、明日なのか、10年先なのか、いつ・どこで響くか分からないからこそ面白みがあり難しいことなのだと。指導者(コーチ)が学生(選手)に関われる時間は有限であり、ほんの僅かな影響しか与えることができないかもしれません。しかし少しでも人生の糧となり励みとなり、道標となることができれば、この自粛期間があって良かったといつか思えることでしょう。
自粛期間中に探せるだけ探してみてインプットしたものを、6月16日からの段階的に活動が再開したときにアウトプットすることで、学生(選手)たちの少しもの成長や気づきの手助けになることができればと、非常に楽しみにしています。
2020年の残された半年のシーズンを学生(選手)・マネージャー・学生スタッフ・スタッフと共に1部【奪還】を達成できるよう“言葉”を大切に突っ走りたいと思います。
(C1チーム担当) コーチ
𠮷川 拓也