こんにちは!C2チーム兼ゴールキーパーコーチの那谷です!

 私が関西福祉大学サッカー部へ来てから今回が初めての投稿になります!(かなりの期間が空いてしまいましたが…。)

 私がここに来るまでの話を簡単にすると、私は2017年秋に当時所属していたチームのコーチを辞め、翌2018年1月から今年1月までの2年間、JICAボランティアの青年海外協力隊サッカー隊員として中央アジアに位置する「世界に2つしかない二重内陸国」ウズベキスタン共和国へと派遣されていました。その派遣期間中に縁あって高知大学の大先輩でもある中田監督よりGKコーチとしてお誘いをいただき、今年1月8日の帰国から2週間ほどでサッカー部へとやって来ました。

 帰国してすぐはカウンターカルチャーショックで大変でしたが、今ではすっかり落ち着くことができています。日本って本当に良い国!

 話は変わって、私は昔から物事がうまく行かない時にすぐに苛立ってしまう悪い癖があります。自分の望みと違う状況、結果になった時に、どうしても許せなくなってしてしまうのです。「俺の考えはこうなのに!」「こうやりたいのに!」「なんでわかってくれないんだ!」と、周りもよく見ずに自分の意見を主張し、意見が食い違う人は「この人とは合わない」と簡単に切り捨てて来ました。

 そんな私がイスラム教文化圏のウズベキスタンでボランティア活動を上手くやっていけるわけもなく、異なる国の異なる文化、異なる価値観に全く馴染めず、何度も現地人と衝突を繰り返し、派遣開始からあっという間に孤立することになります。ほとんど勢いで飛び出した初の海外生活でしたが、そこで味わった大きな挫折によって私の心は追い込まれていきました。

  そんなある日、現地人と何度も衝突している私を見かねて同国で活躍する仲間が、「お前が自分の考えを持っているように、相手にもそれぞれ考えがある。もっと言うと、その人にはその考えに至るだけの理由があって、その理由が生まれるだけの背景的な要因があるはずだ。それは文化的なものかもしれないし、家庭環境かもしれない。とにかくそこまで思考を巡らせないといけない。相手を観察しないといけない。そう考えると、どんな人を相手にした時でも、お互いをまだよく知らないうちから簡単に否定するなんてことはできないはずだ。」と話をしてくれました。

 

『人と接する時は、その人の背景にまで思考を巡らせる。』

 

 今まで全く考えたこともありませんでした。

 海外での挫折や過去の失敗も、今となっては当然の事だとわかります。無理に自分を押し通そうとする…つまり、相手の立場になって、相手の「背景にまで思考を巡らせていなかった」のです。

 長い時間をかけこの考えが自分に納得感を持って落ちてきた時、すぐに苛立つようなことが減っている自分に気が付きました。思わず苛立ってしまいそうになった時も、一度立ち止まり冷静に問題の背景にまで思考を巡らせるようにすることで、以前よりも前向きに対処できるようになったとも感じます。

 自分とは違うものに対して「そういうこともあるのか」と受け入れるだけではなく、「なぜそこに至ったのか」という背景にまで考えを広げること。2年間の海外生活で私は大きなことを学ぶことができました。

 

 私が今いる関西福祉大学サッカー部はとても刺激的な場所です。充実した設備があり、経験豊富な監督コーチの下、個性豊かな選手達が集まっています。そんな場所だからこそ、そのひとつひとつの背景にまで思考を巡らせることで、深い相互理解がなされより良い関係が築かれるのだと信じています。

 この素晴らしい環境に居られることに感謝しつつ、これから少しでもチームに貢献できるよう全力で楽しんでいきたいと思います。

 

 さあ明日から活動再開だ!

 

コーチ 那谷ペペ侑平