今年もまた梅雨の季節がやってまいりました。ぐずついた天気に少し気を曇らせますが、いよいよ6/16からサッカー部の活動が一部再開します!! これは大変うれしいニュースです!!
 新型コロナウィルスが猛威を振るい全世界で多くの死者を出しました。自らもこの目に見えないウィルスとどう戦っていくのか、この先どうなっていくのか、不安を抱えながらこの2か月半を過ごしてきました。 自分のサッカー人生においてこれほど現場を離れたことはありません。様々な情報が飛び交い、何が正しくて必要なのかをしっかりと見極めていかなければ、ただただ焦ったり、不安になったり、自己嫌悪になって行動できなくなるだけだと感じました。ひとまずこの状況を受け入れること、『現実を観る』ことにしました。
 

 元旦にあげたブログから2020年の目標を再確認し、特に大事にしたい3つのことから始めてみようと考えました。

①なにかをする ②できないことをする ③自分で考えてする

早速行動に!!
在宅ワークという名の育児を開始(笑)。
サッカーから離れる機会も少ないので思い切って離れられるだけ離れてみようと考えました!違う分野の経験の積み重ねからサッカーにつながる発見がなにかあるのではないかと思い、全く関係のない経験を増やし楽しみました!掃除、洗濯、ピクニック、料理、絵本読み、絵描き、英語・数字・ひらがなの勉強、育てている植物について調べる等々・・・。普段使わない筋肉を動かし、脳みそをフル回転させました。すると今まで感じたことのない頭の重み、疲労感、筋肉痛が・・・。どれも慣れていない、違和感だけどとても新鮮でした。

 1日中子供と過ごしていると新しい発見の連続です。
 子供の知恵、創造力、そして無尽蔵のスタミナには驚かされました。ボール、ストライダー、縄跳びなどの道具を渡すと次から次へと色々な遊びを編み出し、全力で楽しみます。さらに驚異のスピードで上達していきます。虫をみつけると掌にのせ共に過ごし観察し続けます。疲れ知らずの子供に、大人の私もついていくのがやっとでした。子供たちにとっては私にはわからない何かを必死に見つけ吸収しているのだと、この時間を無駄にしてはいけないと付き合いますが、また慣れない疲労感が・・・。子供たちの創造力、集中力、観察力は本当に恐るべし。私も今まで見過ごしていたものが目に入ってきたり子供たちの影響で観察力が鋭くなったのかなと実感する部分もありました。
 サッカーとは関連のない分野の経験から創造力、連想力、課題を見つける力が養われ視野が少し広がったと信じたいと思います。
 
 これまでに経験したことがないくらい、家族と貴重な時間を過ごさせてもらいました。当たり前ですが、改めて家族や関わる人たちの大切さを感じることができました。大したことをしたわけではないですが、3つの大事なことを意識して行動することで時間を有効に使い、短期間ではありますが自分の成長につながったのではないかと思います。
 今年は周りの人たちを幸せにできる領域へと進めるようスキルを磨き続けることも目標の一つです。関わる人たちを幸せへと導けるよう新しい道を創っていきたいです。特に子供たち、部員たちが常に前へ前へと進んでいけるように環境を新しいものにシフトしていきたいなと思います。

絶望的な憶測やかすかな希望が見え隠れし、渦巻いている中でこれからどうするのか? 自分で学んで身につけた力は計り知れません。常に自分で考えて行動していこうと思います!

部員たちと会えるのを楽しみにして、また『ワクワク』しながらサッカーと共に人生を歩んでいきたいと思います。

コーチ 西野誠