本日行われた公式戦の結果は以下の通りです。
vs.流通科学大学(14:00キックオフ) 会場:関西福祉大学
3-2(前半1-1、後半2-1)
【得点】米坂、緑川、溝淵
本日は37度を超える中での試合となりました。コンディションとしてはとても厳しく、難しい試合になることが予想されました。また、新人戦では今季いまだ勝利がなく、初勝利をめざし選手全員が戦いました。その結果、苦しみながらも粘り強く戦い、なんとか3-2で初勝利を挙げることができました。
ミーティングでは「奪ったボールをシンプルに動かす」「前への推進力」の2点を伝えられました。特にボールを奪った後の切り替えのところ、オフの準備のところを意識するように伝えられました。
依然として厳しい暑さのなか前半が始まりました。立ち上がりは暑さからか少し簡単なミスが起き、なかなかボールが落ち着かない時間が続きました。そんな中、前半8分にゴール前でフリーキックを獲得。このフリーキックを米坂が直接決めて幸先よく先制に成功。しかし、その1分後ゴール前でフリーキックを与えてしまう。それを、ヘディングで折り返されたボールを相手選手がつめて同点に。先制した矢先の失点により再び試合はふりだしに。そこからは、両チームともゴール前まではボールを運べているが、粘り強い守備で失点を許さない展開に。終盤ではボールを保持する時間を増やすもテンポが上がらずうまくボールを動かすことができずそのまま前半が終了。前半は全員が粘り強く戦い悪くない内容でした。ボールを持った時に前のアクションが少なかったり、すぐ後ろに下げたりする場面がありそこを修正できれば、もっとスムーズに攻撃ができると感じました。
ハーフタイムでは、「セットプレーやスローインなどのアウトプレー時の切り替えを早くすること」「ゴール前ではもとアグレッシブにやろう」という2点が伝えられました。選手自身も前半をおえて『後半いけるぞ!!』と手ごたえを感じていました。
そして、前半同様厳しい暑さが残る中、後半が始まりました。立ち上がりは少し自分たちがボールを保持できるように。すると、後半9分にゲームが動きます。自陣からボールを運んでいきCBの青島から左SBの岩松へ。そこから途中出場の緑川へ。緑川は左サイドでボールを受けて中へカットインしていき、右足を振りぬくとそのままボールはゴールへ突き刺さり勝ち越しに成功。前半では得点直後に失点を許しましたが、ここでは選手自身が中で声を掛け合い集中し直し1点のリードをなんとか守り抜きます。後半途中、疲れからか中盤のところで少しギャップが生まれ、そこを途中から出てきたフレッシュな選手に使われピンチを招きますが、青島を中心に粘り強く守り失点を許さず。すると、後半34分重要な追加点が生まれます。相手のパスを青野がカットしそのボールを岩松がワンタッチで藤井へ。それを藤井、江頭、緑川、江頭とパスをつなぎ右サイドを崩し、中へクロス。一度は相手のディフェンスに阻まれるもそのこぼれに溝淵が素早く反応しゴールへ流し込み3-1とします。貴重な3点目を挙げることに成功しましたが、その5分後に自分たちの左サイドを崩され失点をしてしまい再び1点差に。そこから残り5分、最後の最後で相手に仕事をやらせずに決定機をつくらせず、そのまま試合終了。苦しみながらもなんとか新人戦で初勝利を挙げることができました。
先週に続き非常に暑い中での試合。これを3-2とものにできたことは自信にしてもいいと思います。戦い方にしても、中で選手同士がしゃべり90分間集中を保ち粘り強く戦えていました。また、今日の試合では少し審判に対してストレスのかかる試合で、選手も少しイライラする姿を見せていました。しかし、そこで崩れずに感情をコントロールできたことも勝因の1つといえます。今日みたいにいつ崩れてもおかしくない試合で崩れずチーム一丸となって戦い勝利をおさめれたということを自信にして今後も取り組んでいってほしいと思います。
流通科学大学の皆さま、応援に駆けつけてくださった関係者の皆さま、本日はありがとうございました。
コーチ 松浦 尚人