本日行われた公式戦の結果は以下の通りです。

vs.流通科学大学(14:15キックオフ) 会場:芦屋大学(芦屋学園グラウンド)

2-1(前半:2-0、後半:0-1)

【得点】西尾、棚町

いよいよ後期リーグが幕を開けました。久しぶりの公式戦となった今日は立ち上がりに緊張感が伝わる動きの硬さが見受けられましたが、早い時間に先制点を奪ったことでプレーに落ち着きを取り戻し、試合を優位に進めて見事勝利を収めました。

試合前のミーティングでは、相手がどうかという前に自分自身がいい状態(コンディション、精神面)で試合に臨めるようにしっかり準備することを求めました。そして、1部昇格に向けてまず勝点3を積んでいいスタートを切ろう、と伝えました。

開幕戦独特の雰囲気の中、立ち上がりは互いにロングボールが多く様子を窺う展開になりました。前線から寺田と西尾が惜しみない運動量でボールを奪いに行くスプリントをかけ、後ろもしっかり連動して徐々に相手陣内でプレーする時間をつくっていきます。すると13分、サイド攻撃でゴールに迫り、跳ね返されたセカンドボールを何度も拾って攻撃を繰り返し、最後は徳永の技ありクロスを西尾が頭できっちり決めて先制します。その後は中央から攻め込まれるシーンがありましたがDF陣が冷静に対応し、決定機を与えずにうまく時間を進めます。32分には相手陣内で金枝が勢いよくボールを奪いに行き、その奪ったボールから1本のパスで追加点をあげます。DFながら今季4得点目となる棚町のタイミングのいい攻撃参加とポジショニングから追加点が生まれました。

ハーフタイムには相手のどこにスペースがあるか、相手はどこを攻めようとしているかを確認し、最終ラインが押し上げられるタイミングで数メートルでも押し上げてコンパクトさを保つことなどを伝えました。開幕戦ながら2-0で折り返した磐石な戦いを評価しつつ、2-0というスコアの難しさを再認識させて後半へと送り出しました。

予想通り、後半は難しい戦いとなりました。選手交代でフレッシュな選手が投入されたことやリスクを負って攻撃をしかけてきたのに対し、ファーストDFの決定が遅れて出所を限定できず、自陣で我慢する時間が続きます。奪ったボールもなかなかつなぐことができないまま、前半とは違って押し込まれる危険な場面が増えました。なんとか耐えていた守備も29分に崩されて失点し、残り15分をどのように運んでいくかが重要なとても緊張感のある終盤を迎えます。GK佐藤(由)や今井を中心に最後の局面で体を張り、押されても崩れない粘り強さが光りました。前半に奪った2得点を守りきり、2-1で開幕戦勝利を掴みました。

前期リーグの4連勝から数えると、これで5連勝です。リーグ戦7勝のうち、6勝が1点差での勝利です。目標達成のためには、勝って勝って順位を上げなければいけませんが、負けられない試合でしっかり勝ちきることができる今のチームは力がついてきた証拠だと思います。当たり前のように勝つことがどれほど難しいのか、私自身は分かっているつもりです。それも今年初参戦の2部Aリーグという舞台において、です。残り8試合も常に競った試合になるものと予想しています。特に上位チームはなかなか取りこぼしがないので、この流れを継続して直接対決で上位チームを退けていきたいと思います。

次節は本学グラウンドで行われるホームゲーム(10/1(日)12:00 K.O)です。温かいご声援をお願いいたします。
流通科学大学の皆さま、応援に駆けつけてくださった関係者の皆さま、本日はありがとうございました。