本日行われた公式戦の結果は以下の通りです。
vs 流通科学大学(15:45キックオフ) 場所:大阪体育大学
3-3
(前半:2-1、後半:1-2)
【得点】中村、貫名2
Iリーグ3連勝からの2連敗となかなか苦しい戦いが続く中、今節は何が何でも勝ち点3を持ち帰りたい一戦。
試合前のミーティングでは『奪ったボールを前につなぐこと、ボールを速く動かすこと、切り替えスピードを速くすること』の3点を主に伝えました。前節、前々節とハードワーク面では悪くなかったのでそれは続けることも要求しました。また今週のトレーニングでしてきたことを思い出させ、それをこのゲームでチャレンジし得点につなげみんなで勝ちにこだわろうと送り出しました。
長時間移動と試合までの待ち時間があった中でウォーミングアップから積極的に動く彼らを見て今日の試合への意気込みや、やってくれるなという期待に試合開始までワクワクが止まりませんでした!
前半の入りはすごく良くて奪ったボールをしっかり動かし前線の攻撃へとつなげていました。前半の早い時間帯からいつ得点できてもいいシーンが何度もありましたがゴールにはならず、この後どういう展開になるかと思っていた時に中村がきっちり決め前半21分に1-0とリードします。今週トレーニングでやってきたことや高いDFラインの背後をつく攻撃など相手の陣形をみながらパスの選択をしているシーンもみられ面白かったです。相手はディフェンスラインの背後やサイドからの仕掛けを軸に攻撃を組み立ててきましたが体を張り粘り強く対応していました。少しカバーが遅れたり2列目の飛び出しについていけていないシーンもあったのでまだ修正しきれていないポイントだなと思いました。その他には試合中芝に足を取られる選手が多くアクシデントからのピンチもありましたがよく対応していたと思います。気になったのはつなぐ意識を選手に要求した分、シンプルにクリアの選択でもいい場面でもつなごうとしまたボールを失うシーンもあってそのあたりの決断というのは試合を尊重しながら選手が選択していってもらいたいなとも強く感じました。
試合が進む中前半39分には高い位置でボールを奪いそのままスルーパスで貫名が追加点。2-0とさらにリードを広げます。このまま終わるかなと思ったのですが直後の41分、センターバックが相手と競り合いこぼれたボールへの反応に周りの選手が一瞬遅れそのボールを拾われて失点。2-1で前半を折り返します。
後半は相手もメンバーを入れ替え、まずうちの攻撃陣の対策に出てきました。あとは予想通り奪ったボールをシンプルに背後に狙いそのセカンドボールを拾って攻撃に転じる展開を仕掛けてきました。あとはサイドの幅を広く使いそこから中へ仕掛ける攻撃にはリズムもあり苦しい時間帯が続きました。奪ったボールを奪い返されるシーンが目立ち、前になかなかいい状態でパスを供給できなかったのですが相手のミスからこちらが最初に決定的なシーンを迎えゴールキーパーと1対1!!しかし決めきれず悪い流れを断ち切れません。逆に相手は勢いに乗りその3分後の後半13分に失点。試合を振り出しに戻されます。その後も守備の時間が続きますが、相手のミスに助けられたりピンチを切り抜け後半43分にPKを獲得。貫名がきっちり決め3-2と勝ち越します。あとはキープをしながら時間を稼ぎ、ロスタイムも残りわずか。完全に勝利したと思った矢先に相手の攻撃を食い止めきれず最後のワンプレーでPKを与えてしまい失点。3-3で引き分けに終わりました。
ただただ悔しいの一言です。残りワンプレーで我慢できなかったのが非常に残念でした。
その中でも選手たちは今週のトレーニングでやってきた攻撃の部分をピッチで何度も表現してくれました。それはとてもいい光景で素晴らしかったです。
ただ勝ちにつなげれなかったのはもちろん実力だと思います。ラストワンプレーでだけじゃなく一瞬一瞬のポジショニングはどうだったか、クリアは可能だったのか、最後の一歩寄せていれば、、、2,3メートルダッシュで戻していればなどそれぞれが感じたこともあると思います。一瞬の隙がまだありました。何気ないようで、だけど大切なこの勝負の分かれ目やぎりぎりの戦いのところを続けて働きかけ突き詰めていきたいです。
選手たちはよく頑張ってはいたので本当に勝たせてあげたかったです。
残り一節は強豪阪南大学。簡単な相手ではありません。選手たちと切り替えて勝利につなげれるよう明日からトレーニングしていきたいと思います。
流通科学大学の皆さま、応援に来てくださった関係者の皆さま本日はありがとうございました。