皆さんこんばんは。
新年度が始まったと思えば、もう9月。いつの間にか日没は早くそして冷え込む時期になっていました。

題名の通り、いよいよ後期リーグが始まります。
前期リーグは5勝3敗(1試合未消化)と、私自身が目標としていたものとはかけ離れた結果になりましたが、敗戦を重ねて学んだことがたくさんありました。

その中で一番感じたのは、もっと、もっと、考えること。

とてもシンプルですが、自分はサッカーについて考えていたつもりだったのかもしれません。サッカーにはシステムや戦術だけでは表現できない様々な要素が至るところにちりばめられているからです。当日の天候やコンディションはもちろん、蓋を開けてみないとわからない試合展開の中で起きている現象の一つ一つには意味があり、勝利をつかむために落ちているヒントがゴロゴロと転がっています。それらの多くは「流れ」や「調子」、「感情」といった目に見えない不可視のものです。しかし、これらが試合を左右する可能性が大きいのも事実です。何よりも見落としてはいけないのが、プレーしているのは戦術でもシステムでもなく選手です。ですから、監督は試合を俯瞰するように全体を見ながら、選手の息遣いや対峙している相手とのかけひきなどの局面もできる限り見て勝つためにもっと考える必要があるのではないかと思ったのです。
もっと全身にアンテナを張って試合に臨まなければなりません。
(いつもアンテナを張っているつもりなんですけどね)

上記は試合当日の話で、結果というのはその日のパフォーマンスだけでは語れません。試合までの準備、アプローチ、チームの雰囲気など、これもまた様々な要素が複雑に絡み合っているようです。

監督は最終的にメンバーを決定し、ピッチに送り出す重要な任務があります。全員が納得する答えは存在しません。ただし、考えて考えて出した自分の答えに自信を持たないと周りはもっと納得しないと思います。周りに責められないための決断をするのではなく、自分で自分を責めない決断をするかどうか。そこに私自身の覚悟が伝われば、きっとチームはいい方向に進んでいくと信じています。

Iリーグは今週末から、そして2部Bリーグは来週末から始まります。
2ヵ月半経った頃、みんなで喜び合っている姿をイメージしながら本気で優勝を狙いにいきます。
本気にならないと行動は変わらないから。

 監督 中田 洋平