本日行われた公式戦の結果は以下の通りです。

vs.流通科学大学(15:15キックオフ) 会場:姫路獨協大学

0-3(前半0-2、後半0-1)
【得点】なし

現在2位の関西福祉大学と首位に立つ流通科学大学との直接対決は0-3という結果になりました。これにより勝ち点を2つの大学に抜かれ、4位と後退してしまいました。
前日のIリーグにおいても同じ流通科学大学との試合となり、Iリーグは3-0の勝利という素晴らしい結果で今日の試合につなげてくれましたが、続くことはできませんでした。

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この大一番を迎えるにあたり、ポジティブな働きかけを意識してミーティングを行いました。細かく、激しく、粘り強く戦う!・・・そう伝えました。そしていい緊張感の中でウォーミングアップに向かい、高いモチベーションをパフォーマンスに変えてくれると信じて試合に臨みました。
立ち上がりはどちらが主導権を握るでもなく、均衡した時間が続きました。しかし、給水タイム直後のスローインからFKを与えてしまい、セットプレーからマークをつけないままに見事に得点を奪われます。その後は中盤の選手がボールを動かしながら互いに崩しにかかりますが攻めきれず、残り10分を切ったところでまたもやコーナーキックのセットプレーから失点します。このまま0-2で折り返します。
セットプレーによる2失点のダメージは大きかったですが、後半の45分で修正して逆転するエネルギーは十分ありました。「最終ラインが少し下がっていること、ファーストDFの決定が遅いこと、奪ったボールをつなぐのかクリアするのかがはっきりしていないこと」などを伝え、「自分たちで決めてしまったこの劣勢を跳ね返すために、それぞれがやるべきことをもう一度しっかりやろう」と鼓舞しました。

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後半は最終ラインのアップダウンが細かくなることで全体がコンパクトになり、高い位置でボールを奪えるシーンが増えてきました。しかし、相手はこちらの攻撃の芽をしたたかに摘み取り、競り合いや球際などの体を張った守備でハードワークを惜しみませんでした。徐々にセカンドボールやルーズボールを拾い始め、相手陣内に押し込みますが決定機をなかなかつくることができません。また奪ったボールをシンプルにつなげず簡単に相手ボールにしてしまうこともあり、ゲームをうまく支配するところまでもっていけません。選手交代で試合の変化を試みますが、時間の経過とともに0-2というスコアがチームを焦らせ、落ち着きのない展開が続きました。決定機をいくつかつくるも最後までゴールを割ることができず、終盤にカウンターから得点を許し0-3で試合が終了しました。

正直なところ、今日の試合は勝つことしかイメージしていませんでした。それぐらい自信があり、選手を信じて結果を楽しみにしていました。が、結果は正反対の0-3で完敗。結果だけ見れば完敗ですが、選手が戦っていなかったかというとそうではないと思います。勝つために全力を尽くしてプレーしていましたし、感情をコントロールしながら90分走っていました。ただ、一瞬の勝負どころで危険を察知して防げなかった集中力と判断力が足りませんでした。細かいことが試合でまだできていないことを教えられました。そして、セットプレーの重要性と脅威を経験しました。
細かいことにこだわれていない日常がそのポジションを生み、そのプレーを生み、その結果を生んだのだと思います。偶然のスーパープレーで得点できたり失点を防げたりすることはあっても、それが偶然である限りは同じスーパープレーを待ってても来ることはありません。「練習どおり!」・・・そんな必然のプレーを増やしていく継続力と惜しみない努力がまだ足りないことを身にしみて実感しました。
戦わずしてこの敗戦で課題を見つけることはできません。彼らのハードワークと闘争心に敬意を表し、そのベースを大きくすることに加え、さらに積み上げていく様々な要素を今後のトレーニングに落とし込みたいと思います。

次週で前期リーグが終わります。しっかり勝ちきって前期を締めくくります。
流通科学大学の皆さま、応援に駆けつけてくださった関係者の皆さま、本日はありがとうございました。