本日行われた公式戦の結果は以下の通りです。
vs.流通科学大学(13:00キックオフ) 場所:関西福祉大学
3-0
(前半2-0、後半1-0)
【得点】白川、貫名、比嘉
同じ2部Bリーグに所属する流通科学大学に何としてでも負けられない一戦。BチームがIリーグで流通科学大学に勝ち、Aチームにエネルギーを送ろうと選手たちに伝え、この1週間は一人一人がまずやるべきことをしっかりとし準備してきました。試合前のミーティングでは『情熱を持ち、ミスを恐れずチャレンジすること、ボールに関わること、積極的にアクションを起こすこと』を伝え、自分たちから試合の主導権を握り、絶対に勝って終わろうと送り出しました。
選手たち自ら試合の立ち上がりを重要視しており、試合開始のホイッスルと同時にアクセル全開でプレーに入っていました。開始早々の素早いリスタートから白川が先制弾。この得点がチームに勢いと落ち着きをもたらしました。セカンドボール争いや球際では激しさもあり、両チームともいい攻防を繰り広げていたと思います。そんな中、貫名が得意のドリブルからペナルティエリアに侵入。相手のファールでPKを獲得。これをきっちりと決め、2-0。その後は相手のサイド攻撃やセットプレイで何度かピンチを招きましたが、中島のビッグセーブもありディフェンス陣は何とか失点をゼロで抑えて前半終了。
ハーフタイムには『前半同様球際、セカンドボール争いをしっかり戦うこと、ボールを奪った瞬間の観るエリアと前線がしっかりとパスコースを作ること、サイドバックのポジション修正、セットプレイの重要性』を確認し、この試合に絶対勝つという気持ちの強い方が勝利を手にすることができると伝え、後半に臨みました。
後半開始からもチーム全体が集中して試合に入り、前線へとシンプルにボールを入れて試合を運んでいきました。それに対して相手はボールを奪われた瞬間の切り替えをさらに早くし、前線に枚数をかけ、サイドを広く使いながら攻撃を仕掛けてきました。試合は予想通りの展開で、こちらは奪ったボールをいかに前線につなげてフィニッシュまで持っていくかが試合を優位に運ぶカギでした。しかし奪ったボールの処理や判断が悪く、ボールを奪って奪われての展開が続きます。こちらが先に追加点をとるのか、相手が1点を取り返すのかどちらにチャンスがこぼれるかわからない中、左サイドを駆け上がった井浦のクロスを比嘉が合わせて3-0と突き放しに成功。その後もリスタートから相手GKと1対1のシーンやサイド攻撃からチャンスも作りましたが決めきれず、逆に相手のスピードある攻撃から決定的なピンチを作られる苦しい展開を中島と最終ラインの踏ん張りで何とか防ぎ切り試合終了。見事3-0の勝利を収めました。
選手たちの必死でボールに食らいつく姿、目の前の相手と戦う姿など、本当にみんなの勝ちたい気持ちが伝わる試合でした。みんなが戦ってるプレーはかっこよかったし、観ていて熱くなったし、感動しました。球際、セカンドボール争い、ゴールや決定的なチャンスのシーンなどいい攻防がたくさんあり本当によく戦ってくれました。絶対勝ってBチームからAチームにエネルギーを送りたかったので、みんなの頑張りがこの結果につながり本当に素晴らしかったです。
ただシュートの精度、奪ったボールの処理、判断のスピードなど課題も多く出た試合です。決めるところを決める、奪ったボールを味方につなぎ保持する時間を増やすことができていればもっともっと楽な試合展開になったかもしれません。そこはチーム全体で追求しさらに質を高めていきたいと思います。最近のチーム事情としては選手たちでミーティングを行ったり、チームのために何ができるかを考えて行動することが少しずつできるようになってきており、選手の成長を感じる毎日です。いいことはチーム全体で続けてトレーニングでもオフザピッチでも良い習慣を選手たちと共に増やしていきたいと思っています。
明日、Aチームは流通科学大学との首位攻防戦があります。今日の勝利がAチームのエネルギーと勝ち点3につながればと思っています。
僕もまたAチームの選手たち、監督、マネージャーと共に明日も熱く戦いたいと思います。
流通科学大学の皆さま、応援に駆け付けてくださったAチーム、関係者の皆さま、本日はありがとうございました。