先日の阪南大学との敗戦によりサッカー部を引退しました。同時に現役生活が終わりました。大学でのサッカー生活は不完全燃焼に終わったというのが正直な感想です。1年生時は公式戦に出ることがあまりなく、練習試合がメインという結果に終わりました。2年生時は右足首の大けがや肘の脱臼により、リハビリが長く、チームに参加することもままならない状況でした。3年生時は公式戦に継続して出場することができたものの、満足できる試合は数えるほどかもしれません。4年生時は試験勉強や実習等でチーム自体に合流できず、戻ってきたころには最終節、次週に引退という結末でした。このように、語ることがあまりにも少ない大学サッカーを過ごしてきました。唯一、胸を張って語れるとしたら、主将をさせていただいたこと、今年のBチームの躍進です。最初に「主将」とは何なのかを考えた記憶があります。技術で引っ張るのが主将なのか、誰よりも走り、背中を見せることが主将なのか、日ごろの態度で規律を示すのが主将なのかというように理想とすべき主将像について考えました。過去の主将はそれぞれ良い個性があり違ったまとめ方をしていました。これらのことから、「こういう主将でなければならない」という正解はないのだと思いました。しかし、最後の試合となった先日の試合をベンチから観ていて、主将とは、「同期、後輩の能力を存分に発揮させることのできる人」なのだと思いました。それは、指導者の役割と思われるかもしれませんが、選手と日々過ごし、個々の能力や性格を知っている主将にこそ求められる気がします。
前述したように、4年生の今年は、5月ころから約半年間、チームを離れて就職のための試験勉強に向かう日々を過ごしました。今までに経験したことのない勉強量や面接練習等により、かなり忙しい日々であったと実感しています。チームを離れはしましたが、やはりBチームの状況は気になりました。公式戦の結果はもちろん、練習試合や日々の練習の様子を同期から耳にするたび、とても楽しく嬉しい気持ちと少しの羨ましさがありました。また、今年は今までに比べ、決勝トーナメント進出という素晴らしい成績で終えました。試験勉強中に行われた公式戦での試合結果は、私の中でも試験勉強を頑張るというモチベーションに繋がりました。残念ながら試験の結果は納得のいくものではありませんでした。勉強を始めたときは、完遂するとは思っていなく、道半ばで心折れてやめてしまうではと、考えていました。しかし、最後の最後までしっかりと向き合いました。何が私の心を支えてくれたのかは今でも不明です。結果は伴わなかったものの、自分の成長を少しだけ感じることができました。
題名にもあるように、今年一年間は不完全燃焼に終わりました。しかしながら、燃え尽きていないからこそまだ頑張れます。勉強、サッカーだけでなく自分自身が「燃え尽きた」と胸を張って言えるようにこれからの生活を過ごします。
最後になりますが、関福に入学するきっかけを作ってくださった監督をはじめ、4年間Bチームで自分としっかりと向き合ってくれた西野コーチ、選手と近い目線でたくさんの助言してくださった吉川さんや那谷さん、リハビリのサポートしてくれた北口さんには感謝の気持ちしかありません。また、私は不在の中でもチームをまとめてくれた池内や4年生、楽しく充実した日々を過ごさせてもらった仲間は私の財産です。後輩のみんなが今年よりもっと上の成績でシーズンが終われることを祈っています。本当にありがとうございました。