10月23日で関西福祉大学サッカー部を引退しました。このブログでは4年間の振り返りをしたいと思います。
 僕の大学4年間は1、2年と3、4年で全く違うものになりました。1、2年生の頃はiリーグで結果を残す事や上のカテゴリーでプレーする事を目標に努力し、サッカーの事だけを考えていました。一緒にプレーしていたメンバーも同期が多くて、とても楽しく充実していました。2年生の最後には少しの期間だけですがBチームでプレーする事ができ、とても良かったです。しかし、そこで行ってきた努力はとても甘く妥協していたと思います。練習にはギリギリに来て、帰りは早く帰る。筋トレや自主練を行う事はありませんでした。やりたい事だけをやっていて、本気で上を目指すには覚悟が足りていなかったと感じています。
 そんな大した努力もしていなかった自分に転機が訪れました。それは新型コロナウイルス蔓延による緊急事態宣言です。これにより大学3年生の4月から約2ヶ月間部活が停止になりました。一度サッカーから離れた事で自分を見つめ直す良い機会になりました。この時に、社会に出てサッカーを辞めた時でも通用するようにと勉強を始めました。
 大学3、4年生はこれまでの部活だけの生活から部活と勉強の日々に変化しました。勉強と部活を両立する事は大変でした。部活で疲れた時は休みたくなるし、オフの日には遊びたくなる。それでも寝る前の1時間やバイトの休憩時間などを上手く使ってコツコツと努力してきました。それでも10月末の1回目の模試ではD判定でした。この結果は大学1、2年生の頃と同じで本気で合格するんだという覚悟とそれに見合った努力が足りてなかったからです。それからは覚悟を決めて、本気で努力しました。具体的には、勉強時間を大幅に増やしたり、公務員予備校に通ったり、勉強と部活以外の時間を極力少なくしました。その結果合格する事ができ、覚悟を決めて本気で努力出来たのかなと思っています。
 サッカーでは10月末に1つ上の代の先輩方が引退した時と同じように、勝利でそして良い雰囲気で引退する事が目標に変わっていました。そのために日頃の練習から手を抜かずにやり遂げてきました。去年の4回生とは違い、就職活動で休む選手が多かったり、リーダーシップを取れる選手がいないので、3回生を中心とした後輩たちにかなり助けられました。そして引退試合では4回生全員が点を取る事ができ、良い雰囲気で終える事ができました。最高の形で引退できる事に感謝しています。
 この4年間で妥協していた2年間と本気で努力した2年間を経験しました。最初の2年間があったからこそ、最後の2年間で良い結果を得られたと思います。この4年間をやり遂げた事で大きく成長できたと思います。
 最後になりましたが、予備校に通うために土日を休ませて頂いたり、休部を認めて頂いたり、サッカー部のサポートがあったから、合格できたと思っています。本当にありがとうございました。これからも頑張って下さい!!

4回生 加藤 彰