本日行われた公式戦の結果は以下の通りです。

vs.滋賀大学経済学部(15:30キックオフ) 会場:京都学園大学

2-0(前半0-0、後半2-0)
【得点】宮谷、泉

前期リーグが中断し、いよいよ夏の全国大会(総理大臣杯)へつながる関西選手権が始まりました。
2部Bリーグに属する本学にとって、1部の大学と公式戦で戦える貴重な大会です。今週のトレーニングで強く働きかけた守備の連動について試合前にもう一度意識させ、ボールを奪われた後の切り替えと奪った後のボールの動かし方も含めて、一人ひとりの細かいポジション修正の重要性を伝えました。また、阪南大学に挑むために今日の試合はしっかり勝ちきろう、そう言って送り出しました。

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前半は引いた相手を崩すことに苦労し、アクションやスプリントといった受け手の迫力がなく相手に脅威を与えることはできませんでした。それぞれの選手がちょうどいい距離をとり、思い切ってポジションを動かす作業がなく、ボールも人も動かない単調な攻撃が続きました。なかなかシュートシーンまでもっていくことができず、ボールを失ってポジションを戻すことにエネルギーを多く使っていました。
前半はスコアレスのまま終了し、ハーフタイムに運動量が少ないことや相手のバランスを崩すためにどういうアクションが必要かなどのコーチングをして修正を図りました。

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後半は風の影響もあって相手陣内に押し込む時間帯が増え、中盤の選手がテンポよくボールを動かし始めると、サイドバックが攻撃参加する時間とスペースが生まれてきました。しかし、相手は集中した守備でゴールを割らせてくれず、攻めてはいるものの得点することができません。
均衡を破ったのはセットプレーでした。ファーサイドに上がったボールを中原選手が折り返し、中でボールを待ち構えていた宮谷選手が頭で押し込みようやく先制点を奪います。相手はセットプレーの失点による精神的なダメージが大きいように感じられました。追加点がほしい時間帯に、交代でピッチに立った泉選手が素早いカウンターから落ち着いてゴールを決め、チームの活気を完全に取り戻しました。試合はそのまま2-0で終了し、3回戦に駒を進めることができました。

競った試合で勝敗を分ける可能性が高いセットプレー。いいボールにタイミングが合えば防ぐことは難しく、改めてセットプレーの重要性を認識しました。日頃から選手には伝えていますが、頭で理解しても体が反応するまでに至っていないことが多く、セットプレーとイージーミスによる失点を減らしていく努力が今後も必要になります。

いよいよ来週は、現在1部で首位を走る阪南大学との一戦。願ってもない相手です。
我々が失うものは何もありません。強烈なメンタリティで相手に立ち向かい、90分(110分)にすべてをかけて全員の能力を引き出し、出し切らせたいと思います。
チャンスは待っているだけじゃつかめません。勝つチャンスを呼び込むあるいはものにする準備が必要だと考えています。

滋賀大学経済学部の皆さま、応援に駆けつけてくださった関係者の皆さま、本日はありがとうございました。