本日行われた公式戦の結果は以下の通りです。

vs.天理大学(15:00キックオフ)  場所:J-GREEN堺S8フィールド

4-1(前半:2-0、後半:2-1)

【得点】仙頭3、比嘉

前回の試合から中2日で迎えた今節。前節の疲労が残っている中での試合でした。コンディション的にも厳しく、思うようにボールが動かせず難しい試合となりました。その中で、開始早々に幸先よく先制点を奪うことができ優位に試合を進めることができました。その後追加点を奪い前半を2-0で折り返します。後半相手に1点を返され、1点差と詰め寄られますが仙頭が本日3点目をきめ再び2点差に。8分後には比嘉が追加点を奪い、3点差に。そのまま試合が終了し、苦しみながらも天理大学に勝利をおさめ、勝ち点3を積み上げることができました。

試合前のミーティングでは、『3ラインをコンパクトに保つこと、セカンドボールを拾うこと、切り替え』の3点がキーになると伝えられました。本日の相手はロングボールを多用してくることが予想されました。なので、セカンドボールを拾うことは勝利のためには必須条件だと感じました。また、今年2戦2勝と相性のいい相手でしたが、『それは過去の結果であり、今日勝てる根拠にはならない。そのため、そこは忘れて、今日の天理大学としっかり向き合い戦う』ということも伝えられ、選手の表情も引き締まり非常にいい雰囲気でキックオフを迎えました。
前半立ち上がりから、どんどんボールを放り込んでくる相手に少し受け身になってしまったのかなかなか自分たちのリズムに持っていくことができませんでした。ボールも落ち着かず、徐々に天理大学の流れになりつつありました。そう思った矢先、相手ゴールキーパの一瞬の隙を仙頭がつきボールを奪うと、相手ディフェンダーにペナルティエリア内で倒されPKを獲得。このPKを仙頭が落ち着いて決め、先制に成功。嫌な流れだっただけに非常に大きな先制点となりました。このゴールにより落ち着きを取り戻したのか、徐々にボールを保持する時間が増えていきます。相手のディフェンスの背後を積極的に狙うもパサーと動き出すタイミングがあわず、なかなかチャンスを作ることができません。ただ、相手のディフェンスラインは高く、タイミングさえ合えばいくつも決定機を作れるという状態でした。なかなかゴールまで結び付けられないまま試合は進み迎えた29分。仙頭が相手ディフェンスの背後にアクションを起こしそこに荒田がスルーパス。今度はオフサイドもなく、キーパーと1対1となった仙頭がゴールへ流し込み追加点。このゴールにより少し気が抜けたのか、ここからピンチを招きます。右サイドの8番の選手による、スピードのある突破から再三チャンスを作られますが、シュートまでもっていかせずになんとかしのぎます。その後も、ゴールを許さず、前半を2-0で折り返すことができました。攻撃のところでは、もっとななめのボールで相手の背後を取りに行けば簡単にチャンスになると感じました。また、守備では前の選手が効果的にプレスをかけていたため後ろも連動しやすくよかったと感じました。ただ失い方が悪く、後半はそこから決定機を作られそうと感じました。



前半をリードして折り返せたこともあり、選手、ベンチともに落ち着いてハーフタイムを迎えることができました。ハーフタイムでは、『相手ディフェンスの背後のスペースのつき方、前線の守備のいき方』の修正を行いました。そして後半は、2点で満足せず、得点を奪いに行くこと。後ろは集中を切らさず0で乗り切ることが伝えられました。雰囲気も良く後半を迎えることができました。

後半立ち上がり、最初にチャンスを迎えたのは天理大学でした。相手のサイドバックからシンプルにディフェンスの裏にだされそれに反応した相手フォワードがそのままシュート。これは、キーパーの正面にいき難を逃れます。その後も、シンプルにボールを放り込んでくる相手に対し、徐々に最終ラインが低くなり、間延びしていきます。連戦ということもあってか、普段は運動量の多い荒田、左近も足が止まってきてセカンドボールも拾われるように。そして迎えた後半13分。前半から再三チャンスを作っていた8番が右サイドを突破して低い弾道のクロス。これを10番が流し込み2-1。後半早い時間での失点ということもあり、嫌なムードが漂い始めます。1点差にされたということもあり、少し焦りが見えてきてさらにミスも増えていき、なかなかチャンスを作ることができません。そこから、ショートカウンターで相手に攻め込まれるシーンが続きます。しかし、守備陣は崩れることなく相手に決定機は作らせず、徐々に自分たちに流れを引き寄せていきます。そして迎えた25分。左サイド深い位置から小菅がグランダーのクロス。これを受けた仙頭が、落ち着いて相手をかわしシュート。これが決まりとても大きな1点がこちらに入ります。これにより、落ちつきを取り戻し、ボールを動かせられるようになります。そして、33分には抜け出した比嘉がキーパーとの1対1を落ち着いて流し込み4-1。その後も優位に試合をすすめ追加点を狙いに行きますが、決めきれず4-1のまま試合終了。なんとか勝ち点3を取ることができました。

試合内容としては、非常にいい守備からうまく攻撃に結び付けることができたため、よかったと思います。攻撃面においても4ゴールと大量点を奪うこともできました。ただ、攻守両方において修正すべきところはまだまだあります。この結果に満足するのではなく、もっとよくなるために日々精進していきます。とはいえ、これでリーグ戦3連勝。チーム状態はよくなってきています。3連戦の3試合目ということもあり、選手の疲労も高くなってきています。これを乗り越えるためにもメンバーだけではなく、チーム全員の力が必要になっていきます。選手、スタッフの全員が同じ方向を向き日々取り組んでいきたいと思います。1部昇格にむけ、1つも落とせない試合が続きますが慢心せず、1試合1試合乗り越えていきます。

天理大学の皆さま、応援に駆け付けてくださった関係者の皆さま、本日はありがとうございました。

コーチ 松浦 尚人