本日行われた公式戦の結果は以下の通りです。
vs.大阪商業大学(15:15キックオフ) 会場:流通科学大学
0-2(前半:0-0、後半:0-2)
【得点】なし
前節から中2日で迎えた第4節。気温はそれほど高くない恵まれた天候でしたが、相手の堅い守りと高さのある攻撃に屈し0-2の敗戦となりました。これで2勝2敗となり、2部Aリーグで勝ちきる難しさと去年からさらに上がったレベルの面白さを実感します。
試合前は、相手チームの脅威となる高さに対するケアとセカンドボールの重要性を伝えました。また、得点に必要なオフ・ザ・ボールの動き出しを早くすること、アクションの回数を増やすことなども意識させました。
今日は立ち上がりから全体的にエネルギーを感じず、コーチングや切り替えの面でも迫力のない印象を受けました。どんよりした雰囲気をなかなか拭いきれぬまま、安易なコントロール・パスミスが目立ち、みんなで一つになって勝利のために助け合うプレーもあまり見られませんでした。相手はシンプルにロングボールを使いながら自陣に圧力をかけて崩しにかかってきましたが、GKの佐藤選手のビッグセーブや守備陣のシュートブロックなどで得点を与えず、0-0で前半を終えます。
ハーフタイムに相手を広げてから中を使うと効果的であることや、奪ったボールをつないで広いサイドへボールを運ぶことを求めました。ただ、戦術的な修正よりも自分たちのネガティブな感情がピッチに出ていることを問題視しました。
後半は相手陣内でプレーする時間が増えますが、ゴール前での連携やオフ・ザ・ボールの動きに精彩を欠き、いい形でフィニッシュまで持ち込むことができません。すると、後半13分にコーナーキックから失点、28分にはゴールキックからパス1本で失点し、相手のストロングポイントから2失点してしまいます。今日のチームのメンタリティから試合を立て直すには難しく、空中戦と球際で相手を上回ることができずに0-2で試合が終了しました。
試合中にお互いの意志を主張し合うのはとてもいいことですが、その時に言ってもあまり意味がなかったりチームとしてストレスを抱えてしまうような発言は減らしていかなければなりません。そのあたりの主張と傾聴が整理できれば、もっとポジティブにプレーを続けることができたのではないかと感じます。簡単に思い通りのプレーができない試合になると少し空気が悪くなり、小さな風穴が開き始めます。その風穴が大きな危険を生み、助け合いが押し付け合いになって自滅していきます。
いい試合もあれば良くない試合があるのは当然で、その良くない試合展開の中で現状を受け入れ、どのようにして流れを引き戻すのかを考えてプレーできるようになる必要性を感じました。流れが悪くてもふとしたプレーで勢いづくこともあるし、むしろ2部Aともなるとうまくいかないことの方が多いと理解していくべきなのかもしれません。敗戦からまた色々なことを学びました。
次節は中3日で迎えることになります。
誰もが勝つためにピッチに立ち、戦っています。一戦一戦を大事にし、勝利のために全力を尽くしたいと思います。
大阪商業大学の皆さま、応援に駆けつけてくださった関係者の皆さま、本日はありがとうございました。