本日、サッカー部の新たな試みとして赤穂中学校との合同練習会を行いました。
本学サッカー部は「活動に関わるすべてに感謝し、地域とともに歩む」という基本理念を掲げていますが、その理念を具現化する貴重な機会となりました。
初めての試みだったため、大学生と中学生をどのように組み合わせて積極的にトレーニングできるかといったことを考えるのが一番苦労しました。しかし、始まってみればその心配も吹き飛び、部員から積極的に中学生とコミュニケーションをとろうとする姿勢がみられ、スムーズにトレーニングを進めることができました。赤穂では珍しい積雪が観測されたピッチ上で練習会は始まりましたが、遠慮気味だった中学生は部員のオープンマインドに助けられて徐々に緊張がほぐれていき、雪解けと同じようなタイミングでボール回しが終わった時にはサッカーに打ち込む顔つきに変わっていました。
中学生は、随所に見られる部員の高い技術や強靭なフィジカルを間近で体感しながら、それでも臆することなくボールを必死に追いかけていました。プレーというのは日常の積み重ねが表れるので大学生と中学生との攻守の切り替えや判断スピードには大きな差が見られましたが、しっかりとコーチや部員のアドバイスに耳を傾け、少しでも何か盗んで習得しようとする中学生の姿が輝いていました。
対人のトレーニングや最後のゲームでは部員と中学生のコンビネーションが生まれたりお互いに声をかけあったりと、ハードなメニューをこなす中でも笑顔がたくさん見られました。
サッカーボール一つで大学生と中学生がつながり、大学と地域がつながる-勝ち負けだけでなく、今日のように純粋に楽しみながら輪が広がっていくのもサッカーの大きな魅力の一つだと実感しました。赤穂という地で活動できている背景には、大学の全面的なサポートに加えて地域の方々に支えられているという重要な一面があります。中学生とともにトレーニングをしながら、学生自身もいつもとは違った刺激があり、楽しさがあったのではないかと思います。
赤穂中学校サッカー部の皆さま、関係者の皆さま、本日はありがとうございました。