【後期リーグ第8節】　vs．大阪教育大学

本日行われた公式戦の結果は以下の通りです。

vs．大阪教育大学(13:00キックオフ)　場所：大阪教育大学柏原G

3-2
(前半：1-1、後半：2-1）

【得点】宮谷、仙頭、西尾

大阪経済大学戦の価値ある引き分けからいい流れを継続して迎えた後期第8節。開始16分で失点してしまい前節同様に追う展開となりましたが、宮谷が値千金のミドルシュートを決め試合を振り出しに戻します。後半は9分に仙頭、16分に西尾が追加点を奪い早い時間帯で相手を突き放しました。25分に失点はしますが、そのまま逃げ切り3-2で勝利を収めました。

試合前のミーティングでは前節の立ち上がりの失点を修正し、高い守備意識のもと試合に入っていこうと監督から働きかけがありました。接戦をものにしていくために全員のハードワークが勝利するためのカギになることも伝えられました。勝利のために戻せるか？出ていけるか？チャレンジできるか？試合の展開、レフェリーのジャッジ、相手の狙いや息づかいまで研ぎ澄ませて感じ、一人一人の役割を果たすことが強く求められ、試合へと送り出しました。

大阪教育大学は3-4-3のシステムを採用し、こちらのシステムとミスマッチが起こる部分を試合の中でコミュニケーションをとり主導権を握れるかがポイントとなりました。前半開始はお互いの出方を見るような少し静かな立ち上がりに感じました。それでもボールをしっかりとつないで動かしサイドから攻撃を展開し相手ゴールに迫りました。こちらが主導権を握っていくかとも思われましたが、16分に中盤でボールを失い注意していた相手のクロスから失点をしてしまいます。0-1と追う展開となりましたが、慌てれることなく奪ったボールをしっかりとつなぎ試合を組み立てました。
相手陣内まではボールを運びますが、5バックで守る相手に対してなかなか崩すことができずシュートを打てません。流れをつかめないまま時間だけ経過していきました。サイドへと広い展開を織り交ぜながらボールを動かし攻撃の糸口を探します。するとその揺さぶりから相手陣内に一瞬スペースが生まれます。そこへボールを運び出した宮谷が左足でミドルシュート！！気持ちのこもった値千金のゴールが決まり1-1の同点とします。前線の規制から高い位置でボール奪取する回数が増え、そこから猛攻を仕掛けました。
しかし追加点には至らず前半が終了します。

試合を振り出しに戻したことで精神的にも余裕がうまれハーフタイムの雰囲気はよく選手たちの姿がとても心強く感じました。前半を振り返り、前線の規制とコンパクトな守備と連動でボールを奪いに行くことを再確認しました。問題は攻撃です。サイドを起点に広い展開から相手陣内で揺さぶりをかけ相手の陣形が広がりスペースができたところを突いていくことが求められました。後半のピッチへと向かう彼らの後ろ姿から高い集中力と冷静さの中にある熱も感じられ後半の彼らのサッカーに一層期待が高まりました。

後半開始から冷静に試合の戦況を見つめました。ルーズボールのクリアミスやコントロールミスで決定的なピンチを何度か迎えます。粘り強い集中した守備と相手のシュートミスに救われ難を逃れます。すると後半9分でした。左サイドでボールを受けた仙頭がスピードに乗ったドリブルで相手ペナルティエリアへ侵入。深い切り返しに相手もついてこれずに思わず脚を出しファール。PKを獲得します。仙頭十八番の技ありPKで見事逆転に成功！試合をひっくり返します。
後半16分、さらに試合は動きます。ボールを失った後、素早く切り替えて小菅がボール奪取し強烈なミドルシュート。ゴールキーパーが弾いたこぼれ球を西尾が見逃しませんでした。きっちりと押し込み追加点。3-1と突き放します。その直後のFKやCKから何度かピンチを迎えますが、集中した守備と選手たちの気迫で相手のチャンスを弾き返しました。しかし後半25分、一瞬脚が止まりました。リスタートから自陣の深い位置まで侵入を許し失点。3-2と1点差まで詰め寄られます。残り20分。試合をどう終わらせ、勝ち点3をきっちりと持ち帰るのかここからが勝負でした。流れを読みながら試合を運びました。今日は全員のハードワークとコンパクトな守備からの連動がとても光りました。前線が労を惜しまない献身的な守備から規制をかけ中盤と最終ラインが予測しやすい状況を多く作ってくれました。コンパクトに保たれた守備からインターセプトする場面も多かったです。それにより相手に自由を与えずボールを奪う回数が多くみられました。時間帯によっては押し込まれるシーンもありましたが、前線と中盤の激しく厳しい守備と最終ラインの鋭い読みが相手のチャンスをことごとく潰してくれました。攻撃ではさらなるチャンスもつくり出しましたがなかなか追加点を奪えません。疲労の見え始めた選手を交代し時計の針を進めていきました。試合の展開、レフェリーのジャッジ、相手の狙いや息づかいを研ぎ澄ませて感じ、一瞬にして訪れるチャンスやピンチにアンテナを張り状況に応じて一人一人が役割を果たしてくれました。そして試合終了。結果は3-2。
貴重な勝ち点3を獲得しました！！

今週は選手たちの疲労が少し不安要素でした。しかし先週の3連戦の疲れを感じさせないパフォーマンスをトレーニングから発揮してくれました。試合前に監督から「上位争いの中で1部を経験していないのは我々だけだ。『チーム力』が非常に大事だ！」と選手たちに強く伝えていました。今週の選手たちの取り組みはとてもポジティブなものでした。様々な感情が渦巻く中でもチームのためにできることを整理し、こちらの要求に対しても積極的に取り組んでくれた姿がとても印象的です。監督がいない中で協力してくれたことに本当に感謝したいと思います。まさに『チーム力』を感じたとても重要な週となりました！この『チーム力』をさらに高め勝利を掴み、1部昇格へ突き抜けていきたいと思います。