このたび、株式会社ホープ(赤穂元禄・海浜スポーツセンター事業所)様の自主事業として活動されているサッカー教室において、今年度より本学サッカー部が委嘱を受けて指導することとなりました。赤穂市内の幼稚園を対象とし、記念すべき第1回目の実施でした。

今日は青空が広がる天候に恵まれ、教室が始まる前に入念にメニューを確認する学生コーチの姿が印象的でした。園児の屈託のない笑顔と溢れるエネルギーに元気をもらった学生コーチは、自然と熱が入る指導になっていきました。
コーチ陣は初めてということもあって園児への言葉がけや伝え方などに苦労する場面がありましたが、おにごっこからドリブル練習、ドリブルリレーまで滞りなく進行し、最後の試合はとても白熱したものになりました。指導する中で、土のグラウンドで転んでも泣かずにすぐ起き上がり、一生懸命ボールを追いかける園児を見ると、純粋にサッカーを楽しむことや必死になる大切さをこちらが教えてもらう機会になった気がします。
日高コーチのリフティング披露には歓声が上がり、輝いた尊敬の眼差しで学生を見つめていました。
比嘉コーチは丁寧な説明と優しさが魅力的で、園児に大人気でした。
普段はプレーする側の学生がコーチになってトレーニングを計画して指導するといった経験は、プレーにもいい影響を与えると思います。
サッカーを違う側面から関わり、サッカーに対する考え方や見方が少なからず客観的になるからです。
本学サッカー部として始まった新しい試みが、赤穂市のサッカーの普及・発展の一助となれば幸いです。チャレンジには失敗や苦い経験をすることもありますが、それらもすべて自分の力になり、今後の新たな自分の判断材料の一つになっていきます。

このような巡回指導やサッカー教室などを通して、少しずつではありますがサッカー部が地域に認められる存在に、なくてはならない存在に、愛される存在に成長していきたいと思います。
幼稚園の皆さま、関係者の皆さま、本日は誠にありがとうございました。

次回は23日(水)、25日(金)と続けて実施いたします。
赤穂市をサッカーの町に!